LOVERS
君の涙を覚えてますか?
学校に着いたら、親友の翔がハイテンションで章介の元にきた。

「よぅ、章介」

「朝から、テンション高すぎ」

「何言ってんだよ、今日から高校生だぜ!いやぁ、高校生はやっぱり恋愛でしょ
 つーか、めっちゃかわいい子がいたぜ~早く彼女作って、いろんなことして~!」

「俺は、この性格だからね」

「何言ってんだよ、そんなの直せばいいだけジャン!」

「いやっ、そんな簡単に言うけど・・・」

キーンコーンカーンコーン

「やべ、席つこうぜ」

章介の席は窓際の一番前、後ろに翔がいる。

ふと、横を見ると誰もいない、翔の横もいない

(この進学校で遅刻かよ)

そんなことを思ってたら、先生が来た。

「今日から、このクラスの担任の松井だ!よろしく~」

ガラッ、

ドアが開いた、そこには電車に乗ってたかわいい子がいた。その後ろには友達らしき人が
空いてる席は、2つ

(俺の横にこられたら授業に集中できね~)

そう願うが、無念かわいい子は章介の横に、その友達は後ろつまり翔の横に座った。

「えっと、今日の予定は・・・」

先生は話を続ける。

(注意しないの!?)

章介は不思議に思う。進学校の上に初日だ。

(甘すぎだろ)


そう思い、徐々に横を見ると・・・

(泣いてる・・・!?)

「以上だ」

先生は出て行った。

かわいい子の友達が、翔に向かってしゃべってきた。

「ねえ、ねえ、私、安野桜って言うの~よろしく~♪」

「俺は翔よろ~」

そして、俺の方をつかんで

「こいつは俺の大親友、章介だ」

章介は言った

「よろしく」

桜も、かわいい子の肩をつかんで

「この子も、私の大親友で松野真美ってゆうの~」

「よろしくね」

真美は苦笑いの顔で言った、でも泣いてたのは確かだ。




君は涙を流してましたね、それは僕に対しての涙だったのかもしれませんね。でも、鈍感な僕は、気づきませんでした。



< 3 / 7 >

この作品をシェア

pagetop