俺様男子と秘密の関係
最悪の出会い

最悪の出会い

新学期も徐々に慣れ、みんなクラスに馴染めてこれた頃。1ヶ月経ってもうみんな親しい感じになっている


ちょうどお昼休み


なんだかいつも以上にお昼の廊下が騒がしい



「キャーみてみて、るいくんゆうきくんようたくんが揃ってる/ / /」


「ヤバーイカッコいい!!」


「・・・・・」


廊下から聞こえて来る女の子達の声援私はその声に固まってしまう


る、い?


どっかで聞いた事があるような、ないようなみたことあるような、ないような名前だ、


うーむ、、誰だっけ?


私は今必死の頭をフル回転させ、るいって人が誰だか思い出す。


うーん、、、、えっと、、、だれだっけ、、


あっ!!!


思い出した!!


その人とは相沢瑠衣、相沢瑠衣は学園で1位2位を争うほどの美男である、イケメン男子。私のライバル


女の子達は「きゃー瑠衣かっこいい!」とか「イケメン!」とか言ってるけど


私には考えられない


私が普通の人間じゃないからそう思うのだろうか、


でもよくよく考えれば


みんな相沢瑠衣の正体を知らないからあんなこと言えるんだ、、


美久はどうしても自分の事を否定出来なかった。


最悪の人間だ、だからお父さんは「言葉にはきおつけなさい」てゆうのか


私ってある意味自己中かも知れない


いや、自己中だ


どっちだよって自分でも突っ込みたくなるくらい


それとも女の子達がキャーキャー言っていることに嫉妬しているのかもしれない。。


でも、本当にみんなは騙されてる


私はみんなと違って私はあの人が大っ嫌い!チャラいし性格悪すぎ、それに今私の心と戦っている人。


だって、、
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この前年に何回かある学年テストがあった。



「私、案外いい方だったよ〜」


「私全然ダメだった〜美久は?」


美香と結衣の学年テストの結果の答えは美香はいい方だったらしいけど結衣はダメだったらしい


そんな中私は自分の名前を見つける



「私は・・・・・あ、あった!2位か」


美香と結衣が言っている中で私は学年で2位だった。



「えぇ〜美久!!勉強教えて!」


「フフ、今度ね!」


その時は別に「また頑張るか」みたいな軽い感じだったけど、


1位がだれか気になり心底緊張して下から順に学年テストの結果を見ていく。


なんだろこの時のドキドキは



「1位は誰だろう?」


そしたら、まさかの1位が相沢瑠衣!



「・・・・」


私は17年間生きてきて、一番絶望的なショックを受けた。


こんなこと言っちゃダメ、思っちゃダメってわかってるけど


いつもチャラチャラしてていつも授業サボっていっっつも遊んでる人が1位を取れる訳がない、何かあったんだ、


美久は余りのショックに自分の感情を抑えきれなかった。


私の頭は混乱と絶望と複雑でいっぱいだった


考えられない、


私は絶望的な結果に頭が混乱していた。


こんなことってありえる?


いや、絶対ありえない


まだ勉強しててまじめに授業受けてる子が1位とかならわかるけど、よりによって!!相沢瑠衣なんて、わからない・・・・



「えぇ!見てみて!相沢1位だって、」


「えっ!嘘、ちょっと美久、追い抜かされてるじゃん」


美香、結衣今それを突っ込まないで私の心がもたない



「まぁ、噂では相沢頭いいもんね」


「あっそうだよね!ずっとテスト受けてなか
ったたんでしょ噂では他の学校の子と遊んでたとか」


「でも、美久追い抜くなんてやるな〜相沢も案外頭いいんだね」


ハハッハ、、、、うわぁぁ〜ん、噂噂って言わないで〜


私は最悪と悲しいが混じった涙が出そうになる目を目一杯見開いて涙をこらえた。


私は普通でいたいけど頭の良さは・・・・・まぁまぁいい方でいたい。


だって私には、叶えたい夢があるからそのためには頭をなるべくいい方で居ないとその夢は叶えられない。



「フッザコッ、」ボソッ


隣で聞こえた声ボソッっと言っていて普通は聞こえない大きさだったけど私はちゃんと聞こえた


ざこっ!?


はぁぁぁぁあ


なんなのあいつ何が何でも調子に乗りすぎと思った美久は相沢瑠衣に怒りが爆発して


ガツンと言ってやろうもおった美久はを「何が何でも言い過ぎよ!」と言おうとし横を向いた、誰かわからないのに、



「ちょっと!、ッ、、え?、」


美久はその人を見た瞬間言葉と息を詰まらせた。


だって


えっ、?!優希くん?


この人は織田優希、王子様的な感じでクラスの中心人物。


私のクラスの人。いつも女子に囲まれていて大変そう、、、だけど、嫌な顔一つせず女の子と喋っている、


それだけでもかっこいいのに、女の子が欲しがっている要素をすべて持ってるからそれ以上にモテる


私だったら「無理かも」て思う事でも王子は嫌な顔一つせず関わってるからモテるんだろう、


いや、てかまって!


えっ?さっきの優希くんが言ったの


てっきりそんなこと言うの1位を取った自慢で相沢瑠衣しかいないって思ってたけど、、


まさかあの王子が言ったなんて、


いやいやそんな事ない、あの王子がザコッなんて言うわけがない、


私が優希くんを疑問式に見つめていると優希がこっちを向いて



「ん?どうしたの?美久ちゃん」


綺麗にセットされている黒髪にクリッとした目、小さな唇にシュッとした顎。


背が高い清潔感がある、さすが王子だ


爽やかな優しい声で惚れてしまいそうなほんのりと匂う甘い香り、


ちょっと鼻にくる香水の匂い、甘い香りは香水だった。


これだったら流石の男でも惚れてしまいそうな勢いだ


てか、私の名前知ってる?



「なんで私の名前知ってるの?」


「えっ!って言われても入学式の時リムジンで来てたし、親は有名人だし多分この学校で知らない人いないと思うよ」


ハハッハハそ、そうだよね〜



「私も優希くんのこと知ってるよ」


「ハハッありがとう、美久ちゃんに知ってもらえてるなんて」


人を惹きつけるような目と声、かっこいい



「おい優希!こんなとこいたのかよって」


「こいつ誰?なんかよう」


げ!相沢瑠衣!今一番会いたくない人


王子とは違ってちょっと適当にセットされてある金髪の髪にキリッとした目、小さな唇にシュッとした顎。まるでヤンキーそのもの


でも「かっこいい?」って聞かれたらかっこいい?


なんで疑問形なんだよ


自分で突っ込んでしまった。


てか、なによ「こいつ誰」って初めてあった人に普通そんなこと聞く!


そもそも、私は会いたくて今あなたにあったわけじゃないんだから、


も〜う、なんでよりによってなんでこんな偶然であうのよ〜、今日一日最悪な一日になりそう


そんなことばかり考えてると相沢が喋りかけてきた



「あぁー負けちゃったねお、れ、に、かわいそうにまぁまた頑張れ〜」


「ちょっと瑠衣、言い過ぎ。ごめんね美久ちゃんバイバイ」


「まぁできるもんならやってみな無理だと思うけど」ボソッ


王子はいいとして、


なんなのあいつ!!


やっぱりこいつだ、絶対さっきのこいつだもうまじでなんなのあの人〜!!


私は相沢瑠衣の言葉にカッチーンときて今あいつと心の中で戦っている。

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まぁそんな事があって、私は今あいつと心の中で戦っている!


それにしてもまだ廊下が騒がしい


美香と結衣も流石に気になったのか



「美久、みにいこ!」


て言って私の腕を掴み廊下に出た、


廊下に出ると、女の子達が大勢いた。もちろん、その女の子達は相沢瑠衣達のファンの女の子達。



「やっぱりかっこいいよね、陽太くん犬みたいで可愛いしかっこいいし!」


「えぇ、私は優希くん!王子様みたいでカッコ良すぎ!おとぎの国に出てきそうな勢い」


「でも、やっぱり一番は」


「瑠衣だよね〜」


女の子達がキャーキャー言いながら3人を見比べている。


よく、少女漫画であることだ。


それにしても、陽太本当に相沢と仲がいいんだ


陽太は私の幼馴染、私の秘密を知っているうちの一人、ちなみに苗字は横井。


ちっさい頃は泣き虫でいつも私にくっついていた。


陽太とは昔から仲が良くていつも何かがあると私が慰めてあげていた、


だけど高校になってからは何故か相沢瑠衣と仲良くなっていていつのまにか有名になっていた。


だけど性格は変わらないちっちゃい時のまま


そんな陽太がどうやって、なんで相沢と友達なのかよくわからない。


私は「やめといたほうがいいよ」って言ったけど、陽太は「瑠衣は優しいよ」て言われたそんなこと言われたら否定するにもできない


今でも相沢瑠衣の一番の親友って噂がある



「あっ!美久ちゃん!」


綺麗な蜂蜜色の髪の毛クリクリとした目にぷくっと膨れた唇にシュッとした顎。


一見チャラそうに見えるが笑った顔が本当の子犬みたいで可愛い


大きな声で私を呼ぶのは陽太、


すると突然


がバッ、


と私に抱きつく。そのせいか、廊下はもっと騒がしくなった。



「美久ちゃん弁当忘れたお願い分けて」


なんだ、いつものことか、


私の学校は珍しいことに学食や食堂がない。だから、自分達で弁当を持って来なければならない、忘れたら無しか分けてもらうしかない。


特に陽太はいつも忘れてくる。それも中学の頃に親を無くしたから。だからから私は弁当を2つ持ってきている



「はい、どうぞ」


「ありがとう!美久ちゃん、いつもごめんね」


と言って、相沢瑠衣の元に戻った。


すると、相沢瑠衣に睨まれた


はぁぁぁぁなんなのあいつ私睨まれるようなことした!!
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お昼も食べ終わり私はモヤモヤしながら美香と結衣と外に出る校門前には三河さんが待ち構えている


みんなの視線がこっちにくる。



「美久様どうぞ、美香さんと、結衣さんもどうぞ」


美香と結衣とは家が近い。


だから帰るときはいつも三河さんが迎えにきて一緒に乗って行ってる。いいって言ってるのにでも何故か2人は嬉しそう



「えぇ本当ですか!やったぁ!」


と言い美香と結衣と車に乗り込む



「ねぇ美香結衣今日私相沢に睨まれたんだけど」


「美久何かしたの?」


「それが、何もしてないんだよ私知らない間に何かしたのかな」


とそんな話をしながら時間が過ぎて行き、家に着いた



「バイバイ美香結衣!」


「バーイ美久!」


「また明日美久」


私は家に入った瞬間駆け足で階段を登り廊下を曲がり自分の部屋に入る。


ボフッとベットに横たわる。


私の部屋にはるい様の遺品が壁全体にある。一番幸せなところ、嫌なことがあったらすぐ忘れるぐらい幸せな場所


それなのに



「はぁーもう、最悪まだモヤモヤしてる」


今日の昼の事を思い出すとモヤモヤする


なんで、相沢瑠衣に睨まれたのかわからないまま。知らない間に何かしたの思い出すも、



「はぁ〜」


と大きくため息を吐く



「あっ、るい様!」


今朝カバンの中にしまったるい様のキーホルダーを探す。



「あった、よかった」


まず家に帰ったらるい様のキーホルダーがあるか確かめる。それが私の日課


るい様でもダメか〜


私はテストのあの時からなんか、嫌なことばかり起こっている


最悪の出会いだ。


こんな感じで私の1日は終わる

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