煙りが空に消える様に
余りに白く、


伯母の肩に骨灰。
余りに白く、
喪服の肩からはらはらとゆれおちる

痴呆の婆が叫ぶ。
今、一つになった。爺さんのおかげ。と
末期的一族の黙。


喪服の肩からはらはらとゆれおちる

逆光の出口へ
進む多が人。
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