きらきら光る
結局おばあちゃんが落ち着いてから今日も眠る時間ないまま学校に向かう。

「遅刻だな。」
校門の花壇に松浦先生が腕組みしながら座っていた。

「ちょっと先生、助けて!」
「え?は?え?」
私は松浦先生の腕をひいて校門をぬけた。

「なんだよ。逆セクハラか?」
「つけられてたの。駅から。どうしようかと思っちゃった。」
「お前なぁ、それをはやく言え。」
松浦先生はすぐに校門の外を見に行ってくれた。

少しして松浦先生が戻ってくるときあまりの眩しさに私は意識を手放した。
< 12 / 231 >

この作品をシェア

pagetop