時を刻む唄
雄一「聞きたいことがある」

彩「なに?」

雄一「今お前のクローゼット見てる」

彩「勝手に見ないでよ」

雄一「このカバンはどうした?」

彩「それは美玲から5万で買ったの定価30万円するから安い買い物でしょ」

雄一「これを見てもまだそんなことを言う?」

雄一が送ってきたのは札束入の封筒を受け取りその中身を確認する彩、諒祐と手を組んでホテルに入る彩と諒祐の姿であった

「このシャネルのネックレス」

「カルティエの指輪」

「ヴィトンの財布」

「俺のかねを使い込まれたと思ったよ。で、家の中に監視カメラを付けたけどそんなことは無かった。売〇でもしてるかと思って探偵に依頼したら、そういうことか。お前最低だ。恥をしれ」

彩「あんたが金をくれないのが悪いんだろっ!親は金持ちなのに親の援助は無いし」

雄一「は?なんで21にもなって社会人して親から大金援助して貰えるんだよ?お前バカじゃねーのか」

彩「しかもあんた親の会社継ぐ気ないし」

雄一「俺、両親とは縁切ってるんだ。あの指輪は最後の手切れ金から出した。バラ園とバーを開いて残った資金はずっと使わなかった。で、お前の指輪を買った」

彩「てことはあんたと結婚続けたら永遠に貧乏暮らし?じゃ金稼いだあたしに感謝しなさいよ」

雄一「金を稼ごうが売〇婦は無理だ。気持ち悪い。二度と帰ってくるな!」

彩「あんたみたいな貧乏人願い下げだわ」

雄一「あ、それからお前に慰謝料請求するから覚悟しろ。諒祐ってやつに払ってもらうんだな」

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