トライアングルラブ
スクールウォーズ 奴らを倒せ 後編
いよいよ、3人だった敵が、あと一人となった。しかし、時間はない。

二人は、スイミングプールへついた。最後の不良は、しのぶの首を手でつかんでいた。
あすか 「しのぶを、放しなさい」
不良「仲間の二人を倒したとはな」
そう言って、ボケットから飛び出しナイフを出し、しのぶの首にあてた。
あすか「何するの」
不良「抵抗したら、こいつを刺す。動くなよ」
ますます、不気味になる不良。

あすかは、そっと大樹の後ろに隠れるように、下がった。

どうやら、相手は、形勢不利とわかり、しのぶを人質にとり、その場を
去ろうとしていた。

先程から、大樹は、黙っていた。また、怒りもない。

あすかが、大樹の背中を、こづいた。合図だった。

大樹は左手を少し上げた。その間から、あすかが、エアガンで、相手の右手めがけて、2発発射した。

一発目、ハズレ。2発目、的中。
相手はたまらず、ナイフを、落とした。

あすかが叫んだ。「大樹」
と同時に大樹は相手の両手をわしづかみ、重心を落として、壁に叩きつけた。

相手「ぐふ」
さらに、低くした頭で、相手の腹を押さえつけた。

これでは、相手は息ができない。
暫くしたら、相手は、気絶した。

あすかとしのぶは、抱き合って、無事を、喜んだ。
あすか「ねえ、こいつ、プールに沈めてやろうよ!」やはり、あすかを怒らしたら、怖い。

大樹は、好きにすればみたいな顔をしていた。

あすかとしのぶは、それぞれ頭と足を持ち、ぶらんぶらんと、勢いをつけて、プールに投げ込んだ。

ばちゃーん。
相手は、気絶から覚め、こう言った。「助けてくれ、泳げないんだ」
手足をバタバタさせた。

あすか「そこ、足つくよ」とさり気なく言った。
すると、相手は、はずかしかったのか、頭を水に沈めた。

あすか「行こう、何かおごるよ」
大樹「期待するよ」
しのぶ「私、コカコーラ」

こうして、かつてない危機は、去った。と同時に、3人の絆は、より深まった。

次回、アパートを借りていたあすかが、ひょんなことから、大樹の家に住むことになる。しのぶと火花を散らす恋模様に、物語は急加速するのか?
君は、ネバーランドの夢を見る。
< 13 / 26 >

この作品をシェア

pagetop