私の恋のヒーローは

だけど、私の古傷が疼く。
傷付きたくなくて人と関わる事を
やめたのに、自分から関わりにいって
地雷を踏んだ。降谷 恭斗が
どれだけ私の周りを変えてくれても
暗い。地味。能面。私の評価は変わらない。

でも、何でこの男に私が
そんな事を言われなきゃならないんだ。

恭斗「言いたい事はそれだけか?」

純「...恭斗。聞いてたのかよ。」

恭斗「ああ、バッチリな。
て事で、殴っていいか?」

純「は?」

佐々谷 純の返事も聞かずに
降谷 恭斗はその頬を殴った。
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