私の恋のヒーローは

担任「お前達の思う愛をここに
思う存分書け。提出は3日後。
結果は1週間後だ。選ばれたものは
終業式の前に発表する事。
いいな?全員提出だぞ。
降谷。今年はちゃんと出せよ。」

恭斗「分かってるつーの。」

放課後になると降谷 恭斗は
そそくさと教室を出て行く。
あやめにでも会いに行くのだろう。
佐々谷 純が言っていた。
あやめとヨリを戻したと。

まるで幻のようだった。
降谷 恭斗と過ごした日々は
本当に存在したのだろうかと
思うほど、私とあの男は赤の他人になった。

失うとはこうゆう事だ。
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