約束のエンゲージリング




暫く抱きしめ合ってから腰に手を添えて沙羅と寝室へと向かう。




寝室を開けるとベットの中央に愛しい我が子が静かに眠っている。


そして我が子を挟む形でベットに横になった。








「良かった。由羅はぐっすりだったね。最近、マサくんうちに遊びに来ないから由羅も会いたかっただろうね。」

「そうだな。」

「、、私ね?凄い幸せだよ、、。だから千佳にも早くこんな幸せを味わって欲しいの。勿論、マサくんも幸せになって欲しいけど私は千佳の幸せの方が優先だから。」

「本当、、ありがとな。俺も、妹の為にこんなに必死になってくれる嫁さん貰って幸せだな。でも今は自分の事を優先で考えてくれると助かる。元気な我が子に会いたいから。」

「うん、、分かってる。でもこのお腹の子と千佳は私にとって同じくらい大事だから。じゃあおやすみなさい。」











お腹に手を添えて優しい表情をする沙羅を心の底から愛おしいと思った。



手を伸ばし、沙羅と由羅を抱き寄せてから自分も目を閉じた。

















この旅行が2人にとってキッカケになる事を心から願いながら眠りについた。





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