「烏丸迅の京都事件簿」
初めての意思表示に、烏丸は考えた。

「まっすん、真澄っち。山ちゃん、それとも真澄ちゃん?どれがええ?」

「え??」

「あ!1文字だけやけど喋った!
なぁ、どれがええ?おーしーえーて!
まぁ俺は真澄って呼ぶけどな!」

「アンタ、チャラい…。あっ!///」

「おおっ!!今山崎さんが喋ったぞ!」
「綺麗な声してるぢゃーん!」

「何あいつ…烏丸が折角話しかけたのにチャラいって…。」

1人の女子がそう言ったが、友達が口を止めた。

「…あー!そっか、もしかして!
真澄、京都の訛りの方が強いんか?だから関西弁って1括りにされて、戸惑ったんちゃうか?」

「え…っ!!」
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