29歳夫の恋,(キケンな夫のロマンス的な嫉妬‼)

社長令嬢

向こうから明るい社長の声がする。
部長がいち早く気づき、パパパ
と迎える。


まん丸タヌキ体型ではあるが、
気が回りある意味ストレス太り
カモ?

「いゃあ〜社長どうされま
したか?
直々にお出ましとは?」

60歳くらいの社長は、白髪で背が
高く凛としている。
ナイスガイと言えばそうかも
知れない。





隣には24歳になる秘書課の
東海林夏帆
社長の3人兄妹の末娘がいた。



夏帆はウエーブのかかった
ゆるふわな栗色の髪を一括り
にしてスッとしたキレイな
体型で立ち、モデル並の美しさだ。

社長は
「NKCから出向している御喜君に
会いに来た。
少し世間話をしたくてね。」
チラッと娘の夏帆を見た。



夏帆は蒼生を見るとホンノリ頬を
そめている。

女の感か?
嫌な予感がする。

「関田課長、関田課長」
部長が未華子に手を振り上げる。」




「はい。」
小走りで走りより頭を下げる。

「蒼生君のスケージュールは
どうかね。」

「はい。お昼なら空いているかと
思いますが、彼も休憩は必要と
思います。」

社長は
「そうか...よし、案内したまえ、
直に話そう。
時間は取らせない。」



部長は又パパパと動き出し

「さささ、どうぞ私が案内します。」
ボッテリとした体が機敏に動く。


オフィスの大勢の社員が、見守る中
社長とムスメは、蒼生の方へ進ん
で行く。

勿論秘書課のミクも覗いている。

遠目で分からないが、蒼生が仕事
の手を止め立ち上がり、頭をさげ
ている。


社長はムスメの夏帆を紹介
している。その後二、三分話した
後社長は軽く手を上げ、
オフィスを出ていった



すぐさま蒼生にLINEする。

未華子
(ねえねえ‼何の用だったの?)

蒼生
〈何か、メシ誘われたよ。〉

未華子
(断らなかったの?)

蒼生
〈何で?ただの接待だよ。〉

未華子
(どー見たって蒼生狙いだよ。
ムスメもいたジャン。)


蒼生
〈考え過ぎ‼俺は結婚してるんだよ。
奥さん、安心しろ 。〉

未華子、
(だって、心配だもん。いつ?)


蒼生

〈急だけど、今日の19時場所は
言ってなかった。夏帆さんを
迎えに寄越すと言ってたぞ‼〉


未華子
(ほらほらーキタキタ!
美人でスタイル良いし、蒼生も
鼻伸ばしてたじゃん。)

蒼生

〈俺信じろ‼
わざわざアメリカから未華子
追いかけて来たんだからな!
自信持ちなよ。
ヤキモチは可愛いけど
独占欲は、少し怖いんですけど‼〉


未華子
〈えーーえ‼怖いって、言い過ぎ‼〉

蒼生
〈接待だよ。意味ないし‼
結婚したからって、縛るとかない
でしょ。〉


未華子
《旦那の浮気の根を止めてるだ
けよ‼》

蒼生
《だから、何処から浮気が出てくる
のさ‼ 接待だろっ‼
2人で会うなら問題だけどなっ‼
ハハ〜ン‼美人だしな、ヤキモチ?》

未華子
《なによ‼心配して何が悪いの?》


蒼生
「アッチ、24だもんな!若い‼

未華子も心配して当たり前か
もだけど独占欲、嫉妬、
んなの苦手なんだよ。
マジで怖いわ。爆笑😂」

未華子
《歳いってて、悪かったわね‼
アンタがその気なら考えあるから
独占欲、嫉妬が嫌なんだよね。
分かりました‼
よーーくわかりました。
解放してあげます。 》》》》

蒼生
《《《《オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛》》》
「 さすが奥さん。
未華子なら分かってくれると
思ったよ。
なるべく早く帰るよ。♡」


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