子供の名前
プロローグ
鼻の穴から西瓜が出るぐらいの痛み




そりゃ痛いし我慢出来ないよ




だけど君はいつかそれを体験しないとなんだね




新しい命のために




それが僕との間の子であって欲しいな




叶わないのかもしれないけど















初めて君に出会った時




僕は君を見てなかった




春っていう新しい出会いの嵐の中で




僕は君との出会いに気付けなかった




でも君は僕に気付いてくれたね




他の男が少なかったのもあるかもしれないけど




ただただ嬉しかったよ




もっと早くに声を掛けてくれれば良かったのに




今も昔も恥ずかしがりやだったんだね




そこがまた好きだよ




ただただ好きだよ















その年の冬にはもう付き合ってたね




その時にはもうただ僕だけを見て欲しくなっていた




独占欲が強くてごめんね




めんどくさいよね




だけどずっと一緒に居て欲しかったんだ




初めは気付いてなかったくせに




君が気付かせてくれたから




僕は君しか見れなくなった
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