Romantic love
第三章 夢なら覚めないで
こたつに入って、毛の長い黒のフロアラグの上に手をついたら、同じようなポーズを取ったそらくんと、手が軽く触れ合った。
触れた指先だけ熱くなるような、そこだけに神経が集中してしまうみたいな、嬉しいのに恥ずかしくてもどかしい感じ。
そしたら、そらくんの手が、ぎゅっと私の手を握った。
ちょっとだけびっくりして、そらくんの顔を見たら、少し赤い顔でふにゃっと笑いかけるから、胸がきゅうっとなった。
たったこれだけのことで、とろけそうなくらい、甘くて切ない気持ちになる。
好きって言葉が、口からこぼれ落ちそうになる。
「好きだよ、うさぎちゃん」
私より先に、そらくんの口から、その言葉がこぼれた。
「うん、私も好き」
恋ってこんなに甘かったっけ。
なんの可愛いげも色気もない私の部屋が、まるで2人だけの宇宙みたいにロマンチックだ。
触れた指先だけ熱くなるような、そこだけに神経が集中してしまうみたいな、嬉しいのに恥ずかしくてもどかしい感じ。
そしたら、そらくんの手が、ぎゅっと私の手を握った。
ちょっとだけびっくりして、そらくんの顔を見たら、少し赤い顔でふにゃっと笑いかけるから、胸がきゅうっとなった。
たったこれだけのことで、とろけそうなくらい、甘くて切ない気持ちになる。
好きって言葉が、口からこぼれ落ちそうになる。
「好きだよ、うさぎちゃん」
私より先に、そらくんの口から、その言葉がこぼれた。
「うん、私も好き」
恋ってこんなに甘かったっけ。
なんの可愛いげも色気もない私の部屋が、まるで2人だけの宇宙みたいにロマンチックだ。