明日からの使者
「それ、まだ握り締めてたのか?それって合格祈願だろ?武内って進学希望?…にしても、まだ2年だし、お守り早くね?」
「え!?」
コイツ…。
このお守りが合格祈願ってコトまで、さり気にチェックしてる!!
少しだけカチンときた私を見て、千佳ちゃんが桑田に言った。
「桑田。とりあえず教室出るよ。忙しいのに、週番の仕事邪魔してごめんね。…ほら、夢芽。出よう。」
千佳ちゃんに促されて、私は慌てて教室を出た。
しかし…
お守りを盗み見するなんて…、ホント無礼な奴!!