明日からの使者
「悪りぃ。口が悪いのは昔からだから。」
桑田は特に悪びれる訳でもなく、サラリと言った。
全く…。
口が悪いの自覚してるなら、余計にタチ悪いよ。
「…そうだな、このままここにいても、巡回中の先生達に事情聴取されるのがオチだから…。…俺ん家、来るか?」
そして、いきなりのドッキリ提案!?
私も千佳ちゃんも一瞬びっくりしたけど、確かに、夜にいきなり男の子を家に連れて帰るのも…。
親が何て言うか分からない。
だから私も千佳ちゃんも仕方なく、桑田の言うことに従った。