明日からの使者



「悪りぃ。口が悪いのは昔からだから。」



桑田は特に悪びれる訳でもなく、サラリと言った。




全く…。


口が悪いの自覚してるなら、余計にタチ悪いよ。





「…そうだな、このままここにいても、巡回中の先生達に事情聴取されるのがオチだから…。…俺ん家、来るか?」




そして、いきなりのドッキリ提案!?




私も千佳ちゃんも一瞬びっくりしたけど、確かに、夜にいきなり男の子を家に連れて帰るのも…。


親が何て言うか分からない。





だから私も千佳ちゃんも仕方なく、桑田の言うことに従った。





< 85 / 210 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop