あたしの背中の青い鳥
長い夜明け
彼氏と出会ったのは、
だいたい2年前のこと。

大学の少人制クラスが同じになった。

入ってきたアイツを思い出す。
何故だか私は初めから目が離せなかった。

くせっ毛の茶髪

左耳にあいた3つのピアス
ちょっとダルそうに歩く姿

自己紹介が私を過ぎて、
他の女の子に回って、いまいち盛り上がらなくて空気が止まっちゃったとき

『はーい、次つぎぃ』

って声をかけたのを思い出す。
そんとき、私は(何こいつ。うぜー)
って思ったっけ。


多分あんときから好きになってた。
あの時から私の気持は、

斜面85度並に、既に勢いつけて、アイツへ落ちていった。

後から知った
アイツの意外に真面目なとこや
シャイなとこ
頑張り屋さんのとこ

私はアイツに恋をした。
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