先生と準備室
先生のスーツの匂い。

先生の華奢だけど骨ばった胸元。

大好きな人に抱きしめられて…二人きりで…

嬉しさでどうにかなりそうだったけど

やっぱり涙が止まらない。

「ごめんっ…なさい…。あんな事…」

「だから…謝らないで良いから。
理由、教えて?藤井らしくない言葉を
言うって事は何かあったからなんだろ?」

私は話さないと、と思い抱きしめられている

先生の腕から抜けようと思った。だけど

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