先生と準備室

「俺もそう思う。今は…付き合ったら
いけないから付き合えない。
だけど、カップルくらいに好きだからね」

「ありがと。私も大好きだから!
結婚できる年になるまで…待ってくれる?」

「当たり前だよ…!
あ…家着いちゃった。」

「ほんとだ、ありがと先生。」

先生の車から降りるのは名残惜しいけど…

「ううん。体、休めなよ。また学校で。
好きだよ、佳奈。」

「うん!また学校でね。
バイバイ、凌久」

そう言って、車を出た。

ーー可愛すぎだよ…佳奈、なんて
先生が言っていることも知らず…
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