先生と準備室
「先生!?私、接客が!」

私の手を掴んだ先生の背中を見ながら

そう言う。

だけど、先生は何も話してくれなくて…

ただひたすら私をどこかに連れて行く。

しばらく廊下を歩いて階段裏の"準備室"に

着いた。手を繋がれたままソファ

に先生と座る。

「先生?どうしたの…?」

「ごめん…」

先生は自分の髪の毛をクシャクシャっと

しながら謝る。

「メイド服姿…可愛すぎて、誰にも見せたく
なくて…」

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