インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
「せっかくモモをおとすチャンスなのに、ここに来てたらカップルっぽくならないから。俺は仮想カップル中も、モモを送ったあとに一人で来てキヨにいろいろ相談してた。ガチでやれってキヨから言われたのはホントだけどな」

いろいろ相談していたということは、キヨは尚史がずっと前から私を好きだったと知っていた?

私はそんなことも知らずに、尚史は家族に近いから恋愛対象外だと言ったのか!

「キヨ……もしかして最初から私と尚史をくっつけるつもりで、仮想カップルやれって言ったの?」

「まぁな。なんかもう、いい加減じれったくて見てらんなかったんだよ。俺は尚史がガキの頃からモモっちを好きだったのも、ずっと一緒にいたいからって、告白とかしないでずっと幼馴染みでいるつもりだったのも知ってたからさ」

キヨは尚史の一番の親友だし、私とも幼馴染みでずっと仲良くしているから、おそらくこの話は嘘ではないと思う。

私は女子校を選んだので二人とは高校からは別になったけど、尚史とキヨは小学校から高校までずっと一緒だった。

高校を卒業したあとも二人の友情は変わらず続いて今に至る。

きっとキヨは尚史に関して、私の知らないこともたくさん知っているに違いない。

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