どうしても、キミに言えなくて。
最終章
もう一度キミに会えたなら

あと…1ヶ月。
短い。今月中に…死ぬのかな?
あの人に会えないまま…。
それは…やだな…。

「美崎君…会いたい」

ガラッ

「…えっ…?」

「ごめん、最近来れなくて」

「どうして…」

「また来るって、言っただろ?」

キュゥゥゥ!

「うん…ありがとう///」

「体の方は大丈夫か?」

「うん、大丈夫だよ!」

「そっか、なら…よかった!」

「うん…。あとちょっと…悔いのないようにしないとだね!」

「……」

「美崎君?」

「ごめん…!」

「えっ?」

「その…やっぱ何でもない」

「何それ!めっちゃ気になる!!!」

「また今度ね!」

「また来てくれるの?」

「何言ってんだよ!当たり前だろ!」

きゅん

当たり前……///

カァァァ

嬉しい……!

「ありがとう!待ってるね!」

「うん。」

美崎君のことが頭から離れない。
どうしてなんだろう?
気になる…から?

「じゃあ、また明日!」

「うん、また明日!」

明日も会えるんだ!
優しいな…美崎君……。

「好きになっちゃうじゃん!」

キミに会うだけで嬉しくて
それ以外のことはわからなかった。
キミが悩んでいるなんて…
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