世界No.1の総長と一輪の花




いよいよ今日は仕事の日。



気のせいか昨日よりも体がだるい。歩くだけでもふらふらする……けど行かなくちゃ…







制服に着替えて電車に乗って1時間、桜駅に着いた。確か…詩優と初めて会ったのは桜駅近くのホテル街で犯されそうになった時…だったっけ…


…今度はもう助けてくれる人もいないんだ……



「花莉ちゃんだよね。車停めてあるから行こうか」


ぐいっと私の手を掴んだのは60代~70代くらいの白髪まじりの男性。一般男性よりは背が低くて、だいたい私と同じくらい。


「花莉ちゃんもしかしてお熱ある?まぁ、お金払ってるから無理矢理にでもヤるけど」


手を引かれたまま駅の階段を下りて、すぐ近くに止まっていた黒い車に乗せられた。


車内は香水の匂いがぷんぷんして気持ち悪くなりそうだ…



「花莉ちゃんって可愛いね。こんなに可愛いことヤれるとかおじさん嬉しいよ」



私の体を舐めまわすように見てから、車は発進した。












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