世界No.1の総長と一輪の花






「で、花莉ちゃんはどうなんや?夜瀬くんと半同棲なんやろ?そういう雰囲気とかになるんやない?」





にやにやしながら聞いてくる真理亜さん。





「…え!?え!?」


「女同士なんやし、教えてや!!」





「……っ…」




いくら女同士とはいえさすがに恥ずかしい…








「ヤったん?ヤったん?」




じりじりと私に迫ってくる真理亜さんに、私はこくんと頷いた。




「ほんまに!?やっぱり夜瀬くんは好きな子には手ぇ早いんやなぁ!!!」




詩優の手が早いと言うより…初めてする時は私から襲った、なんて言えるわけない………
それは秘密にしておこう…




「ま、真理亜さんは…どうなんですか……?」




私だけからかわれるのもなんだか恥ずかしいから真理亜さんに質問してみると、




「うちは毎日のように泰成としとるで?」




と答えた。
しかもそれが普通だと言う顔で……




「ま、毎日!?」


「泰成はな、ほんまに性欲魔人なんよ。性欲魔人すぎてうちしか相手できんのや」




にこりと笑う真理亜さんはなんだかとても幸せそうだ。






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