大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
着やせするタイプなんだろうか。

「はーい、おとなしくしてくださいねー。
冗談ですよ、なるべく痛くないように麻酔してあげますから」

「……」

涙目で睨みつけると、余裕な顔していた。
というか、あきらかに喜んでいる。
変態ドS眼鏡!!

「小学生でも我慢できること、できないんですか?」

「……」

莫迦にしたようにそんなこと言われ、おとなしくなるしかない。

「じゃあ、麻酔しますねー」

仕方なく、椅子に身体を預けて口を開ける。
ちくっ、どころか容赦なくぶすっとささった針に泣きそうになった。
しかも一回だけじゃなくて何度も。

「あーあ。
泣きそうな顔して。
可愛いね」
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