恋愛境界線
「私、ちゃんと言ったよ。
私は、隼人さんが好きだって。
ずっと一緒にいるつもりだって。
だから、心配することなんて何もないよ」

そう言って私は、隼人さんの胸に顔をうずめる。

「好き」

そう言って、隼人さんの腰に手を回して、強く抱き締めた。




「…ありがとう」


少し間を置いて、隼人さんはそう呟いた。




「…今日は久しぶりに外食するか。
何が食べたい?」

「病院、戻らなくて大丈夫なの?」

「ああ。今日はゆっくりできるから、ご飯食べたら家まで送る」

隼人さんはそう言って、私の頭を優しく撫でる。

「本当?ありがとう。じゃあ、久しぶりにラーメン食べたい!」

「確かに最近食べてないな。駅の近くのあのラーメン屋にいこうか」

「うん」

目が合い、私たちはいつものようにキスをする。
何度かキスをしたあと、私たちは玄関に向かい部屋をあとにした。
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