恋愛境界線
「つまらない男。冷めたわ」

小川先生はそういい放つと、屋上の扉のほうへツカツカと歩いていく。

「もっと私に見合う男かなと思ってたのに、ただのロリコン男だったわ。キモ」

「ただのロリコン男で悪かったな」

ロリコン…ちょっと心に刺さるな。

「私、学校辞めます」

「辞め…って、え!!?急に!?」

「だーって、この学校に本郷先生よりいい男いないんだもの。じゃあね」


そんな捨て台詞を吐いて、小川先生は学校を去っていった。



「…台風みたいな女だな」








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