恋愛境界線
第5章 彼とわたし、最後のデート-後編-

公園には青々とした木々が生い茂り、
あたたかい風が葉を揺らす。

ランニングをする人や休憩をする人がちらほらいるだけで、人通りも少なく穏やかな時間が流れていた。


私達は公園の中の方、大きな木の下のベンチに並んで座る。

以前とは違って、私達は微妙な距離を開けて座る。
奏は私とは反対側を向いて、こちらを見ない。
気不味い空気の中、私は切り出す。



「奏、ごめん。私、奏がいるのに先生と…本当に最低だと思う。ごめんなさい」

奏の背中に私は深く頭を下げる。

「奏のこと傷つけたよね。
奏は私に会いに来るためにバイトして、お金をためて会いに来てくれた。
なのに私は…。
許してくれないのは重々わかってる。
けど…私、先生のことが…ーーー」

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