だいすきだったきみへ。
《そっちこそ、あんたって言うやん》

なんて返すと、

《たしかに》

なんて返ってきたんだ。

わたしはきみに"あんた"って呼ばれるのが嫌で、

ちょっとでも親友よりも、

きみに気にしてほしかったんだと思う。

下の名前で呼んでたのに、

わざときみのことを苗字で呼ぶようにしたんだ。

きみはきっとそんなこと考えもしてなかったよね。

きみから呼ばれるのはいつだって

特別だったんだよ。
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