名もない詩集

10年後の冬のうた

今年もまた
今日が来たね

もしかして
今年はもう
大丈夫かも知れない
そう思ったけど

君と結ばれた
この時間
やっぱり駄目

胸ガ張り裂けそう
あの日の緊張と
愛が胸を埋め尽くす

いっまで
苦しめばいい
忘れた方が幸せ?
この苦しみが
愛の深さの証

君が19から20になった
その瞬間
結ばれたあの夜

それからもっと
深い愛が待ってた

君が忘れられない

どんなに悲しい別れでも
ニ度と会えなくても
ずっと愛している

お誕生日
おめでとう

君の忘れ形見と
遠くから
君を想っています

君はあの日
私の人生の中から
死んだのでしょうか




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