果報者
家に帰ると
あったかいご飯にあったかいお風呂。


ってことはなく。



彼女の仕事が終わる時間もバラバラな為、
先に帰った方が家事をする。



これは最初に決めた2人のルール。



ご飯どうしようかと思いながらも
今日こそは怒られんようにと
帰って来て真っ先にカブトムシ君に会いに行く。






「昨日はご飯忘れてごめんやで〜。」





彼女みたいに話しかけながら
残りのゼリーの量を確認する。






「あれ、全部食ってへんやん。
腹減ってへんのかー?」






たとえ相手が虫だろうと
彼女が大事にしている対象は
必然的に俺の大事な物リストに入るわけで。



そうこうカブトムシの世話をしてたら
まこが帰って来た。
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