神志名社長と同居生活はじめました
全身の体温がカァッと急上昇するのが分かって、もはやパニックになりかける。
社長の吐息が掛かった耳が特に、熱い。


「じゃあ、お邪魔します」

「え、えぇ⁉︎」

「雅が言ったんでしょ。家入っていいって」

「そ、それはそうなんですが!」


でも、何だか急に心の準備が必要になってきた!
だけど今更、やっぱり帰ってくださいなんて言えないし⁉︎


「お邪魔します」

私がもたもたしているうちに、勝手に玄関の戸を開けて素早く立ち入る社長。
セキュリティなんてものは何も付いていないボロアパートが急に恨めしくなる。


そんな社長に続き、私もひとまず家の中へと入る。
パンプスを脱いでいると、先に家に上がっていた社長が、玄関の数歩先で私に振り返った。そして……。
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