最初で最後の恋


・・・や、あの―・・・
そんな事で言い争いされても、困るんですが・・・。

『あの・・・』

「あ、夏。ごめん」

「ごめんね、慧がうるさくって。
あたし、中原希。よろしくね」

『私、相原夏。よろしくね』

「夏って呼んでもいい?」

『うん。
私は希って呼ぶね』

クラスで友達が出来た事によって、
私の高校生活は明るくなった。

いつの間にか、
担任はいなくなっていて。

授業が始まっていた。

授業中も、
私達は今日初めて合ったんじゃないだろ。
ってくらに、しゃべりこんでいた。

中学校では、あんなだったとか、

誕生日いつ?

だとか、色々話しているうちに

授業はあっという間に終わった。

『はぁ・・・疲れた』

「あたし達は何もしてないけどね」

希の言葉に、私は苦笑い。

『慧は、どこに行ったの?』

「慧なら、友達のところに行ったよ」

どうやら慧は、男友達のところに行ったらしい。

「慧はね、あたしの幼馴染なんだ」

『ん?そうなんだ。』

「なんか、慧の方がずっと大人になってる
ような気がして、悔しいんだよね」

『慧は、どっちかというと、子供じゃない?』

そうだね。と希は笑った。
どうして希は私のこんな話しをしたんだろう。
まあ、いいや。

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