貴方の為なら私は…2



「由夢、目が覚めたのか…?」


「翔也、それよりナースコール…。」


「あ、わ、悪い。」





『特に以上も無いですし…


明日には退院していいですよ。』


「あ、ありがとうございます‼」





「ねぇ、翔也。さっきの本当?」


「もしかしてさ…全部聞いてたのか…?」


「うん…聞いちゃった…。


それで、本当?あれは…」


「本当だよ…由夢。


由夢には本当に酷い事した…。


謝っても謝りきれねぇ…‼


でも、それでも俺は…由夢が…


由夢が好きなんだッッッ‼


だから…俺にチャンスを…」


「いいに決まってるじゃん‼」


「え…?本当か…?由夢…?」


「あったりまえじゃん‼


私はもう、翔也以外ダメなのッッッ‼


絶対に翔也じゃなきゃ、許さないから‼」


「由夢…由夢ッッッ‼


俺、もう絶対悲しませねぇ‼


絶対に由夢だけを大切にするから…


俺とやり直して下さい‼」


「…はい‼もちろんです‼」




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