【短】もう…離さないで
『バイトと勉強が終わったのが、もう12時過ぎてたから。
夜遅かったからお前に電話はやめた
そしたらお前から電話来て、なんかお前普通じゃなかった
だから家に言ったら、アパートのお前の部屋真っ暗で、でも鍵開いてたから開けたら
ガス臭くて、お前が倒れてて』
声が震えてる良太郎ははじめてだな
『病院きて、健人に電話したらここに来て、昨日のこと話してくれた』
「あたしのこと見損なった?」
涙が流れる
『見損なってなんかない』
涙を拭ってくれる良太郎の顔が見れない
『だってお前言ったじゃん。』
「……?」