そんな私は…
「その子の他に、皆染めてるのに。」

「何だね?君は!大人に向かって!!」
…私も年齢からしたら、アンタよりも大先輩だけどね?

「…大人だからって、そんな行動取っていいんですか?」

「ッ!」
バッ

右手を振り上げ、今にも殴りそうな面をしている先生…

「フッ 般若」

「ちょっ!止めて下さい!」

ジャリン

「君の態度と言い、髪の毛といい…何だそのアクセサリーは!」
プチン

「え…ッ!」
鎖が千切れた瞬間、私の世界は、無音になった。
だが…それだけじゃない、この瞬間の記憶も失う。
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