そんな私は…
「最初から説明するね?…花梨、真凛は、結と何時から知り合いなの?」

「小学生の時だよ?」
そう応える花梨。

すると、それに続いて真凛も
「えぇ…あの時は“クレナイ”が活動してた時期だもの。覚えてるわ…」

「その“クレナイ”の天敵は、誰だか知ってる?」

「知らない…」
真凛と花梨は、首を横に振って応えた。

「当時の天敵は、“レイラの父親”なんだ…」

「「「は??!!」」」
声を揃えて眉間に皺を寄せる、男子たち。

「勿論…結は一切知らない。その頃、偶然にも貴女たちと出遭って仲良くなったわけ。」

「…じゃあ…それを知ったソイツが彼女達を連れ去ろうとした??」

「…早い話、そうなるね…」

「…そう言えば、知らない男に何回も話し掛けられたわ…」

「…ッ…花梨、それ初めて聞いたんだけど?(黒笑)」

1つトーンを下げた真凛。怒ってるのが一目瞭然わかる。

「だって…その頃、真凛…ご機嫌斜めだったじゃん…一応結には言ったけど。」

「ハァ…」
真凛は、自分の額に手を当ててが溜め息を上に吐く。

「結は、なんて言ってたの?」
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