そんな私は…
「?どういう意味だ?」

「守り神…本当にいるんだ…」

『…冷静だね…』

「その守り神は、何で紅羽を?」

『さぁ…?』其処まで言ったのに、紅羽の事については何も語らない羅夢。

「《チッ!何なんだよ!紅羽に何があったんだよ!》」
苛立ちを隠さない祐奈のお父さんに羅夢は…

『そんなに知りたいなら、“光松寺”と言う寺院に行って確認すれば良いじゃないですか…』

「光松寺?聞いた事ない寺だな…一体何処にあるんだ。」

『さっき言った刻印が付けられてる人以外は、目に見えない寺、だよ。』

サラッとそう言ったあたしを見て、険しい表情をするおじさん。

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