COLOR
GREEN 未熟



「はぁ?お前それマジで言ってんの?」

「え?」


沢田との事を話していたら、枝豆を食べながら呆れた声を出す陽太
ぷはーっと旨そうにビールを飲んだあとギロッと睨まれる


「お前いくつだよ、22だろ?子供か!」

「え、」

「彼女、冬華ちゃんだっけ?
その子と別れてからお前何やってんの?
何がしたい?」

「…………」


突然、怒ったような口調
唖然とする俺に陽太は容赦なく言葉を繋げた


「そう言えば冬華ちゃんは法学部だっけ?」

「冬華ちゃんって………」

「その方がこの後の話がしやすい!
話をすり替えるな!
で?法学部だったよな?」


怒られて素直に頷いた


「って事は、弁護士にでもなるのか?
いま、どうしてんの?」

「え、あ、し、知らない」

「そ、で?何年くらい付き合ったんだっけ?」

「4年位かな」

「へぇ、長いな」


今更の様に冬華の事を聞いてきた陽太に戸惑う

他の奴等の様に他の女を勧めたりはしなかったが、冬華と別れた時は「遊べるな」と一言言ってきた

付き合ってる時も俺と冬華の事を聞いたりもしてこなかったのに………


「で?冬華ちゃんとは何で別れたんだっけ?」

「…………」

「言い方変えるわ、冬華ちゃんと別れてから何人とヤった?」

「は?」


突然、そんな事を聞いてくる陽太に戸惑いしかない
言い淀んでいると、陽太の目は「言え!」と訴えている




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