人殺しの私
「おーい!聞こえてる?大丈夫?」



「、、、ご、ごめんなさい
                                                      殴らないでっっ」



「え??」


男は心底驚いたような顔をして目を見開いた
まるで何言ってんだこいつ?みたいな顔で



そんな男の顔を私はじっと見つめる






正直殴られることがそこまで嫌だとは思っていない


だってもう、、痛みを感じなくなってしまったんだもの


殴られようが蹴られようが何も感じない
痛みを、感じないんだ
苦しいのは痛いのはいつも心だけ



じゃあなぜ今抵抗しようとしたかって?


それは、、抵抗しないことのほうが私を死に一歩近づけるから








いつからこんな風になってしまったんだっけ


そんなことすら思い出せない





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