ラブ・シュガーレス
「一樹、本日のコーヒーはどれにするーあ。」

「あ。」

それは紛れもなくあのコーヒー男性だった。

「コーヒーの。。」

「あ?コーヒー?」

「あれ、なんだ望花ちゃんは隼人と知り合い?」

「え、いや知り合いってわけでは。。」

先ほどのお店の前での出来事を説明した。

「あーなるほど。確かに隼人がやりそうなことだね。ごめんね、望花ちゃん。隼人、面接の子だと分かったならちゃんとお店に招き入れてよ。」

「面接っていうから店内に入るときから見られてるのかと思ってスルーした。面倒だし。」

「声が駄々漏れてるよ。。まぁ、とにかく。人手も欲しいし、望花ちゃん仕事も早そうだし可愛いし採用!ーって言いたいところだけど、ここはカフェの面接としてカフェらしい面接をしようと思う。これに合格しなかったら残念だけど不採用で。OKかな?」

「は、はい。(カフェらしいこと?)」

「里桜、例のケーキ持ってきて。」

「はーい、マスター。」

「はいそれじゃあ望花ちゃん。このケーキに合うコーヒーを選んで下さい。」

「え。。」

差し出されたものはショートケーキだった。
このケーキに合うコーヒーを言えば良いのかな?

「これはけっこう難しいと思うから、どうゆう風味のものとかで大丈夫だよー。」

「まぁ、素人には難しいと思うし、ここで働くのを諦めて貰っても良いけどな。」

「こら隼人、せっかく面接に来てくれたのに。。」

確かこのショートケーキには。。
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