先生と準備室 後編
ふにゃんと笑った。

「佳奈。片手で抑えれる?」

「えっと…あ、できた」

「ん。じゃあ右手ね。右のほうが酷いな…」

凌久は塗り薬を塗って、包帯を

巻いてくれた。

「こんな薬…よく持ってたね」

「ん?あー…これね部活で使うんだよ。
佳奈、軽く内出血してるから
丁度合うんだよね。」

「そういえば、部活って何?」

「ん?あれ言ってなかったっけ?
男子バレー部の顧問だよ」

「なるほど。」

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