好きになっては‥‥いけない人

それからは、五人で飲み
一時間たった時
明日も仕事あるし
解散しようとなった。

崎平さんが、後藤さんと山名と
路線が一緒だからと
送る事になった。

俺は、最寄りの駅まで
綾瀬さんと一緒に行くことにした。

二人で歩き始めると
綾瀬さんが
「今日は、ご一緒させて頂いて
ありがとうございます。」
「ああ。
そっちも三人で飲んでいたんだろ。」
「はい、やっと仕事の目処が
ついたので。」
「俺らも。」
と、会社の他愛ない話を
しながら歩いていた。

もうすぐ駅と言うとき
「あのっ、秋葉さん
入社したときから、ずっと
憧れていました。
私とお付き合いをして
頂けませんか?」
と、真っ赤になりながら
手先をふるわせながら
俺に気持ちを伝える彼女に
同情からか
本当に彼女に引かれたのか
俺は、
「うーん?
今、付き合ってる女はいないし、
付き合ってもいいけど
俺は、あんたの事を
ほとんど知らないけど・・
まぁ、少しずつ知っていけば良いか?」
と、言うと
彼女は、顔をあげて
真っ赤になりながら
「はい。」
と、俺を見つめて
嬉しそうに微笑んだ。
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