。。折れた羽根、虹の架け橋。。
5、甘い蜜の味、苦い蜜の味

蝶々の恋心。

あたしの15歳の誕生日。


買ってきたオードブルに、ジュース。

そしてーーーー
プレゼントタイム。

「まずは、俺から。
あげはの名前に相応しいかなと」

白が、差し出したのはーーーー蝶々型のゴムに、ヘアピン。

可愛いーーーー。


「ーーーー可愛いっ、ありがとう!」

あたしは素直に、お礼を言った。

「あげは、髪長いからさあ。
似合うかなって」

嬉しい。

あたしは、白に笑顔を向けた。

「はいはい、ラブラブすんなし。
あーげは!はい、これ。
指輪とか重いかなって思ったからーー」

旬だ。

旬は、リップを取り出した。


「お姫様になれるリップらしい。
はい、俺のお姫様っ」

レインボーに輝くリップ。
キラキラ輝く透明みたいなリップ。

「綺麗っ、ありがとう旬っ。
最高の誕生日だよ!」

こんな嬉しい誕生日は、無い。

「付けて見ていい?」


「ああ、じゃあ鏡。「はいはい、コレ」

黒が差し出したのは、蝶々型のコンパクトミラー。

「やっぱり、女の子って言えば鏡だよね!」

黒ーーーーーー。





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