今心の底から幸せだって言える。
出会い

おでこに冷たい感覚があり、目が覚めた。



「冷たっ!」



反射的に体を起こすと、頭から氷袋が落ちた。



「やっと起きた…お前具合は大丈夫か?」



声のした方を見ると、黒髪の男の子がいた。



「ここどこ…?」



周りを見渡すと、私が寝ているベットと同じベットが並んでいた。



「ここは、保健室だ。お前俺たちの高校の制服着てたから、連れてきた」



誰…?



「私どうなったんですか…?」



「軽い熱中症で倒れたらしい」



「そうですか…すみません」



「いや、別に」



そうするとその人はプイッと顔をそむけてしまった。



なんか悪いことしちゃったかな…。



すると突然、ドアが開いた。

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