愛を知らない私を愛して
「久しぶり……!!」
私は希子をギュッと抱きしめた。
希子は高校の時部活が同じで、3年の全国まで一緒にいった唯一の同期だった。
アメリカに留学するって聞いて連絡途絶えてたけど……こんなところで会えるなんて……!!
「依茉、ますます美人になったね! 高校の時も可愛かったけど……なんかフェロモン?」
「フェロモン!? 高校の時と変わんないよ! ていうか、希子いつこっち戻ってきてたの!?」
戻ってきてたならもっと早く会いたかった!