愛を知らない私を愛して






窪田さんは恥ずかしそうにパッと顔を隠した。




「……いいですよ」



「え? 大丈夫なの?」



「ホテル……入ったところで別に必ずそういう関係になると思っていないし……私、窪田さんのこともう少し知りたいんで」



「じゃあ変な話だけど……次会うときはホテルっていうことで……」



「……はい」



……ほんとなんの約束してるんだ。



でも本当にこれしか窪田さんに会えない気がして……






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