愛を知らない私を愛して







「じゃ、俺シャワー浴びてくる。依茉ちゃんも浴びる?」



「そうですね、髪昨日乾かさないで寝たんで入ります」



「先いいよ」



「いえっ、先どうぞ」



昨日先に入らせてもらったし……



「そう? ありがとう」



渚くんはそう言って風呂場の方まで行った。



「……」



……ホテルにいるのに本当になんもなかったな。







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