愛を知らない私を愛して







車が赤信号で止まってる間、渚くんは私の顔をムニッと掴んだ。




ち、ちか……!



その瞬間、この前のキスを思い出す。



そのせいで余計に私は顔を赤くした。



「あれ、もっと赤くなった」



「は、離してください……!」



「あはは、ごめんごめん」



渚くんは素直にパッと手を離す。



そしてタイミングよく変わった青信号とともに走り出した。









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