耐雪梅花麗〜愛〜
「ありがとうございます!己の誠尽くさせて頂きます!」
そう3人揃って言う。ってゆーか、私の誠ってなんだろう?
…ここの皆を守ること、そして、私たちみたいな思いは絶対にさせない…
「それでは道場へ行ってくれ。竹刀はあるそうだが道着と袴がないそうだな。トシ、総司、斎藤、貸してやってくれ。」
悲しいことに、姉妹の中で一番背が低いのは、誠華姉なのである。
でもね、誠華姉でも土方と同じくらいの身長はあるんだよ(つまり167~170くらい)。そして私は沖田さん位で、(170位)桜華は斎藤さん位(180位)なんだ♪
あ、そういえば、
「皆さん、私たちを年齢順に言ってみてくださいませんか?」
これで私が末っ子だと思われたら悲しい…。誠華姉は、一番小さいって言っても私と数センチくらいしか変わらないし、誠華は大人っぽいから私より普通に大きく見える。(姉に見えるという意味で)
「あ?そりゃ桜華、誠華、凛華のじゃねーか?」
土方が言う。あぁ、土方ひどいッ、私、真ん中なのに…ましてや桜華が末っ子なのに長女と思われてたなんて…
心折れそう。
「何でそんなに沈んでんだよ。」
は、そんなんもわかんねーのかよ糞土方。私は真ん中だよっ!
「はぁぁぁぁぁ。わかってないね、長女は誠華、次女は凛華、末っ子が私だよっ。」
と、桜華。
「はぁぁぁぁぁ!!!!」
皆さん揃って叫ぶ。
「ううッ、酷いですよ、私は(誠華姉は)二十三才で、私は(凛華は)十八才ですよ、ううッ、ひっく…」
「わぁぁぁ、ごめん!」
「そういうことですか、どうりで誠華ちゃんが黒いと…」
沖田さん、やっと覚りましたか。
「あ、ちなみに私は十五だよ。」
「はぁぁぁぁぁ!!!!」
桜華がそう言うと皆さん叫んだ。
凛「そりゃそうだよね。この時代は身長が低いもん。そ、それより、皆さん出ていただけないでしょうか。」
皆さん「あ、あぁ//」
そう言って皆さんを無理やり外に出し、私達は着替えた。
その時、桜華は・・・(未来でも姉さんたちの身長、十分高かったよ、私が高すぎるだけだよ、ここまで背が高い男、なかなかいないから私モテないし、(モテなくていいけど)逆に羨ましいよ!)と思っていた。