耐雪梅花麗〜愛〜
・・・めんね・・・

・・・ご・・・ね・・・

声が聞こえる。でも、上手く聞こえない。多分夢だと思う。

声の方を見ると、霧がかかっている。

・・・・・・・・・

なんか喋ってるけど、全然聞こえない。でも、一つだけはっきり聞こえた。

「あなたが姉妹以外に大切なものを見つけた時にこの霧は晴れるよ。」

変なの。なんでだろう。今言ってくれたっていいじゃん。面倒なことはゴメンだ。

でも、大切なものって何?見つけられるだろうか。姉妹以外って、無理だと思う。

大切なものって?そう考えているうちに、朝が来た。
< 21 / 76 >

この作品をシェア

pagetop